ロビン日記

古本屋ロビンの日々を綴っています。

マナーの悪い古本屋

 数日前に組合からメールが来ていた。注意喚起のメール。カーゴの使用に関するものだった。

 

 組合にはたくさんのカーゴがある。大きさで言えば、家庭用冷蔵庫くらい。単身者向けの小さな冷蔵庫じゃなく、4人家族くらいに対応できる大きなヤツ。まぁまぁ大きいよ。これに本を積み上げて会館内を運びまわるんだわ。

 

 カーゴに入れて本を運ぶって光景は組合に入って初めて目にしたときは驚いたけど、今では見慣れた光景になってしまった。大量の本を扱うからね。チマチマと小さな台車で運んでたんじゃ追っつかないんだわ。

 

 ま、正直、本の扱いは多少荒っぽくもなる。だって自分の背丈よりも高く本を積み上げるんだからね。下の方の本は重みで歪むこともある。そうならないよう出品の際に、しっかり紐で括るってのも古本屋の技術だったりする。

 

 さて、組合のメールの内容なんだけど、このカーゴの数が足りなくなってるってものだった。市会に運び込むタイミングの規則が守られていない、落札品がカーゴに入れられたまま放置されている、市会と無関係の用途で利用されている……こんなことがカーゴ不足の理由になっている。

 

 市会に運び込むタイミングは、正直、私もやや逸脱している時がある。でも、ぶっちゃけ二世会と豊書会の同人の方がマナー悪いね。1か月近く前に持ち込んでることもあるから。なのでまぁ私の多少のフライングくらいではどうこう言われる筋合いはないと思ってるので、あまり組合からのメールも気にしない (^^♪

 

 カーゴの無断利用も多いね。市会の出品、落札の時以外の利用は組合に使用料を払うってルールになっている。1泊200円。私は即売会でカーゴを利用するときは、きちんと使用料を支払って使用証をカーゴに貼っていた。けど、他の人は支払ってない人も多いみたい。使用証を貼ってないからね。

 

 そういう不正利用も組合では把握できてるはずなんだから、しっかり対策をとればいいんだけど、事務員を監督する理事も古本屋で、自らマナー違反してたりするから、あまりにも目に余るときはこうやって注意喚起メールが配信されるけど、マナーが改善されるのも一時のもので、どうせ皆ほとんど気にも留めず好き勝手にカーゴ利用を始めると思うよ。

 

 組合に入ってホント痛感したけど、古本屋ってマナーの悪い人間が多い。ゴミを放置する。決められたルールを守れない。電気を点けっぱなしにする……自己中心的人間だね。恥ずかしいけど、……まぁ好き勝手に生きる自営業者の個性ってヤツなんだろうね。個性がなきゃ古本屋として生き残れない時代だから、お行儀よくマナーを守れ! なんて言っても、そんなメッセージに従って業務ルーティンを変えるヤツってのは、どうせ消えてゆく。必然的に、マナーの悪い人間ばかり残るわなwww

 

 とはいえ、身内の間ではマナー違反てことですんでも、一般社会の人相手には法律違反ってなって大きなペナルティが待ってる場合もある。古本屋の常識が世間の非常識ってこともあるから、この点は気を付けないとね。