ロビン日記

古本屋ロビンの日々を綴っています。

恥ずかしいね

 今日も「日本の古本屋」は復旧せず。17日を目途に復旧ってことだけど、信用はできないね。

 

 あんまり内輪の話を対外的にするのもどうかと思って黙っていたけど、もう辛抱ならないから、ここで書くよ。

 

 「日本の古本屋」にはね、「日本の古本屋について」と題された説明書きがあり、そこには「『日本の古本屋』はこの全古書連傘下(2,300余店加盟)の古書店すべての参加を目指しつつ、東京都古書籍商業協同組合インターネット事業部(以下「TKI」と表記します)が代表して運営しています」と記されているんだわ。

 

 東京組合が運営しているって書かれてるんだけど、それはあくまで全国の古書店を「代表」して行ってるという建前。けどね、実際には運営委員はすべて東京のメンバーで固められている。予算は東京組合が負担しているから致し方ない面はあるけれど、他の道府県の組合員もしっかり規定のサイト利用料は支払っているわけだし、そもそも皆から徴収するサイト利用料で運営ができないってのは杜撰な予算管理が原因。

 

 古書店すべての参加を目指すといいながら、今回のサーバーダウンみたいに使い勝手が悪く、ヤフオク! やAmazonに比べてアクセスが多いわけでもない。だから組合加盟でありながら「日本の古本屋」には参加しないってお店も多いんだよ。

 

 何でそんなことになってるかって点を、運営メンバーはしっかり反省しろって思うわな。

 

 昨日、組合を訪れた際にあるベテランの本屋さんと会って、今回の「日本の古本屋」のトラブルについての話題になった。

 

 ホンマ、アホやで。

 

 その人は吐き捨てるように、そう言っていたね。同感w

 

 古本屋は本を売るプロなので、サーバーの管理は専門外。だからその部分については業者に外注しているんだけど、それにしてもお粗末すぎ。集まったエンジニアの腕も悪かったのかもね。

 

 なんでトラブルが発生した場合に、すぐさま旧システムに戻す段取りを組んだうえで、新システムを導入しない? アホちゃうか? ってかアホやな。しかも17日まで復旧できないってwww

 

 あまりの異常事態に、一部のメディアではネットで報道するまでになった。図らずも、そういう意味では宣伝効果はあったのかもしれないけど、それってイメージダウンの宣伝効果だよね。古本屋の運営するサイトはシステムがぜい弱だって世間に知らしめることになったわけだし。

 

 古本屋はITのことに専門外。だから、トラブル自体を責めるつもりはないよ。けど、知恵のない専門外の人間が集まって運営してるんだったら、少しでもその知恵を補う意味で、多くの人間の意見を募ればいいのに、アホだけで独善的に運営管理するから壊滅的なミスをしでかす。救えないね。

 

 あまりにも同業者として恥ずかしいので、ここで弁明しておくけど、「日本の古本屋」は東京の組合が独善的に運営しているサイトだ。全古書連という全国の古本屋の代表組織から権限が与えられたかのような表記がなされているけど、まったくの無根拠。他の道府県古書店は、まったく運営に参加していない。

 

 サイト上で使用されている「コショタン」というキャラクターがいるんだけど、これは大阪古書組合に著作権の帰属するゆるキャラ。無許可利用って言うと言いすぎになるのかも知れないけど、少なくともキャラクター利用料が大阪組合に支払われていないのは事実。もういい加減、こんなアホサイトに対しては使用許可を取り消してもいいと思うけどね。

 

 ウチとしても、もういい加減「日本の古本屋」はプロの古本屋として恥ずかしいレベルの管理なので、出品を取りやめたいって思ってる。けど、対外的にはいまだに全古書連の代表サイトみたいな表示がされているので、全古書連加盟店のウチとしても無視するわけにいかない。誤解を招く表記はやめろ! って言い続けてるんだけどね。

 

 けど、いい機会だからここでハッキリ言っておくよ。

 

 日本の古本屋は、東京の組合が勝手に運営しているサイト。「日本の」古本屋なんて名乗っているけど、実際は東京の古本屋だけが管理している。サイトがグダグダだからって、全国の古本屋がみんなアホとばかり思われたら迷惑だ!

 

 このことを声を大にして伝えたい。