先見の明が欲しい。。。

　ここ最近、りそなHDの株価が上がったって喜んでいたんだけど、りそなだけじゃなく銀行株全般が上がってるみたいだね。今朝の日経新聞にそんな記事が載ってた。

　10月末比の上昇率として、りそなHDは19.9％、三井住友FGが14.6％、三菱UFJが8.5％、みずほFGが6.4％、三井住友トラが5.4％とある。同じ期間の日経平均の上昇率が2.5％なので、銀行株を持っていたら資産増大を実感できている人は多いと思うよ。

　個人的には三井住友FGも単元株で持っていたことがある。株を始めた頃。あまりにも安くて飛びついたんだけど、配当が出た翌月くらいに利確してしまった　(^-^;　手放してから後悔して、その後S株でコツコツ購入してきたんだけど、最近は購入してなかったなぁ～。どうも高値圏で推移している気がしたんで、積み立てる気にならなかったんだよ。他にもほしい株はあるしね。

　とまぁ銀行株は順調に株価を伸ばしてるってことみたい。りそなが株価を上げたのは、自社株買いを発表したからかなって個人的に分析したけど、日経新聞の記事によれば、どうもそういうことだけじゃないみたいだね。

　急激な円安がある程度落ち着いた　→　日銀が動きやすくなったとの観測　→　金利上昇　→　銀行の業績向上

　って読みが働いているらしい。半年先を読んでの銀行株買いってことみたいだね。いやぁ～、プロの投資家の読みってすごいね。

　この予測が的中するかどうかはともかく、こうやって未来を想像しながら、株を買うってのが投資の醍醐味だとは思う。自社株買いの効果ってだけでは説明のつかない株価の上昇。その裏には、こういう投資家たちの予測が隠れていたわけだ。

　ってことは、銀行株の上昇は、まだまだ見込めるかもね。だって、今期の大企業の好決算では前年比30％アップとか、40％アップってのがゴロゴロしていた。それを考えると、一番上がったりそなですらまだ10～20％の価格上昇の余地はあるって思う。株価にして727～787円。このあたりまでは狙えるかな？

　逆にそれ以上に株価が上がれば過熱気味。既に株価に好決算は織り込み済みなので、もしも先に述べたシナリオが狂ったら、一気に暴落ってこともあり得るね。もちろん、想定を上回る好決算ならさらなる株価上昇もあるかも知れない。

　まぁこんなのは数字のお遊びみたいなもので、妄信するのはまずいとは思うけど、今の株価がどういう根拠で、その水準にあるのかってことを考えてみるのは、投資成績を上げるうえでも勉強になると思う。なかなか半年後の未来を想像して投資行動を決定するってのは難しいけど、でも、こういうマインドを鍛えるのが投資家として一番大事なことなんじゃないかな？