年に一度のファンド健康診断
大晦日。忘れていたけど、積立て継続中の投資信託に異常がないか、確認する。といっても、基準価額が下落しているのはわかりきっていることなので、その他の異常がないか。基本的に投資信託はプロにお任せで運用が楽なんだけど、それでも自分の大切なお金を預けるわけだから、年に一回くらいは運用がうまくいってるか確認した方がいいと思うんだわ。
私なりのチェックポイントは次の２点。
1・純資産総額は増えているか
2・ベンチマークとの乖離は小さいか
他にも色々と見なきゃいけないんだろうけど、ざっくり調べるくらいがストレスなくできてちょうどいい。
まずは、つみたてNISAで購入中の銘柄。
ＳＢＩ－ＳＢＩ・全世界株式インデックス・ファンド
（愛称：雪だるま（全世界株式））
何だろ、このネーミングセンスｗ 雪だるまみたいに資産が増えていくって意味なんだろうけど、残念ながら今年は資産がドンドン減っていって、雪だるまみたいに消えてなくなった (>_<)
年初、純資産総額47,859から79,829に増えている（単位は百万円。以下同じ）。歴史が浅く規模の小さかったファンドなんでどうなるか心配だったけど、順調に純資産総額が増えているのはいいこと。株価が下がっても、みんなキッチリ積み立てているってことだね。ほぼ800億。今のところは悲劇の繰り上げ償還の可能性は低く、問題なしと判断するよ。
ベンチマークとの乖離は、設定来で-5.34％と少し大きいけど、この１年は-0.38％。まぁ問題ないんじゃないかな？ 設定来の乖離も、年数がたてば徐々に小さくなっていくと思う。
ちなみに、この雪だるま。ベンチマークは、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスってもの。人気のeMAXIS 全世界株式のベンチマークは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス。こっちも長い名前だねｗ どっちも全世界株式なんだけど、FTSEの方が中小型株にも手を出している分、幅広く分散が効いている。
まぁこのへんは好き好きだと思うんだけどね、せっかく全世界に分散投資したいって思うんだったら、世界中の大企業だけでなく、中小型株にも幅広く投資する方が、投資理念には合致すると思うんだよ。だから、私は雪だるまを選んだ。
以上で、雪だるまの診断は終わり。まぁ問題ないんじゃない？ ただ、2024年以降の新NISAでは、引き続きこの銘柄を積み立てるのか、他に変更するのか、もう一度その時にじっくり考えてみようと思う。
というのも、増えているとはいえ、やっぱり純資産総額がeMAXISシリーズに比べると、小さいんだよ。投資は規模の世界。規模の大きなファンドの方が有利だし、小さすぎると流出超過で運営がままならなくなり、繰り上げ償還ってなこともある。大きくパフォーマンスに差がないなら、多数派の選択に合わせるというのも合理的な判断だと思うんだよ。
おそらく来年夏以降には、新制度をにらんだ信託報酬の引き下げとか、ポイント還元などのサービスも過熱すると思うので、それ以降にじっくり判断してもいいかなって思う。
NISA口座は、雪だるま１点のみ。次に特定口座。
まずはS&P500。
ＳＢＩ－ＳＢＩ・Ｖ・Ｓ＆Ｐ５００インデックス・ファンド
これは確か、信託報酬が安くて購入を始めたんだっけ。でも、S&P500を買うにしても、他の銘柄がいいのか悩むところ。とりあえず、新NISAではどうするか、引き続き購入するか、それともこれもeMAXISシリーズのものにするか……。ま、１年間ゆっくり考えるよ。
純資産総額は、年初461,525から710,199に増えている。けど、やっぱeMAXISシリーズに比べると見劣りするんだよなぁ～。ベンチマークとの乖離は設定来で0.04％、この１年は0.13％と、これはかなり優秀。雪だるまに比べて資産規模が大きくなってるので、やはりベンチマークとの乖離は小さくなってるね。
というわけで、これも問題なし。 最後。
大和－ｉＦｒｅｅレバレッジ ＮＡＳＤＡＱ１００
いわゆるレバナス。昨年はかなり話題になったけど、今年は阿鼻叫喚地獄だったねｗ
純資産総額は、年初204,235から127,706に減ってる。そりゃ、そうか。インデックスファンドじゃないので、ベンチマークってものはないけど、この１年で-62.15％。NASDAQが下がったから仕方ないね～って暢気に構えられる数字じゃないねｗ
ま、パフォーマンスには期待できないけど、少額だけ持っている。ストレスにならない程度。今後もしばらうは買うつもりもないし、売るつもりもないね。これは健康診断で、要注意判定が出てるけど、運用額が小さいから遊びとして、このままおいておく。
以上で健康診断は終わり。来年もアメリカの景気後退が予測されているので、投資信託には厳しい相場だと思うけど、コツコツ積み立てていきたいね。
それでは皆さま、良いお年を～。
