ロビン日記

古本屋ロビンの日々を綴っています。

コクヨの株主通信

 コクヨから郵便が届いていた。先日届いたINPEXよりも分厚いな~って思ったら、株主通信なる冊子も同封されていた。

コクヨ株主通信第76期

 

 わずか15株しか持っていない小株主なのに、ここまで丁寧に対応してもらってありがたい話だよ。

 

 けどね、ちょっと不満な点があったので忘れないうちにここに書いておきたい。株主通信をしっかり読んだんだわ。

 

 ……また、ライフスタイル領域におきまして、社会との共生のなかで自分らしい暮らし方を実現するニーズに応えるコリビング領域において、プロトタイプする暮らしをコンセプトに据えたサービスアパートメント事業を……

 

 「社会価値と経済価値の両立」におきまして、マテリアリティを外部にコミットして、取締役会と業務執行メンバーが一丸となり、PDCAを回していくサステナブル経営体制を構築いたしました。……

 

 ???何のこっちゃ? 

 

 コレ、一読して、あ~、あれのことね!って分かる株主いるのか? 外来語多すぎだろ。マテリアリティに関しては、冊子後半部分でわざわざ

 

 マテリアリティ(重点課題)

 

 って括弧書きまで加えられている。だったら最初からそれで良くね?

 

 何だよ、ファニチャー事業って? 「オフィス家具」って言葉じゃダメなの? ステーショナリーなんて言葉、使ってる一般人、見たことないぞ。どう考えても「文房具」のことだろ?

 

 なんとな~くカッコをつけたい気持ちはわかるよ? プライム上場企業としてのプライドもあるだろうし。けど、「株主通信」ってのは会社の状況を株主に説明する目的で発行するものだろ? 高齢の個人株主が、この株主通信を読んで理解できるか?

 

 私もコクヨって好きな企業なんだよ。特にその社風が。関西企業だから親しみを感じるってこともあるかもしれない。けど、さすがにこれはいただけないわ。こういうカッコつけは東京の企業に任せておいて、関西企業は質実剛健、中身で勝負してほしいって思うよ。