ロビン日記

古本屋ロビンの日々を綴っています。

老朽化するインフラ設備に思うこと

 お昼時、商品の発送をすませたあと、昼食を食べに車で出かけた。近頃は、物価が上がって、軽めのランチでも1,000円では食べられない。って、私が食べすぎなのかな? (^-^;

 

 しっかり食事をした後、事務所へと戻る。が、いつも通る道が通行止めになってるんだわ。警察官が棒を振って迂回を促している。事故でもあったかと思ったら、

 

 ガス漏れがあったので、迂回してください!

 

 とのこと。びっくりだわ。全然異臭とかはしなかったんだけどね。もちろん指示に従って迂回したよ。何かの拍子に爆発して巻き込まれたりしても嫌だからね。

 

 でも……ふと思ったんだけど、これからこういう事案が増えてくるんだろうね。日本も高度成長期に電気、ガス、水道といったインフラ設備をバンバンと整えてきたけれど、実はすでに老朽化が始まっていて、とっくに耐用年数を過ぎてるものも少なくないと思う。

 

 ところが予算の関係で、そういった整備は後回しにされてたりするので、何か不具合が生じてから対応するってことになりがち。いつか大きな事故にならなきゃいいけどね。

 

 そういや古書組合の会館もかなり老朽化しているよ。でも、金がないから移転も建て替えもできない。何度も組合総会で主張してきたんだけどね、財源をしっかり確保しろって。長期的にはこれからドンドン組合員数も減っていくのだから、今のうちに対策を取らないと、いざその時が来てもどうしようもなくなるぞって。

 

 けど、組合理事たちは自分の任期をことなかれで終えることしか考えていないし、そもそも会計に疎い人間も多い。10年、20年先の組合財政のことなんて知らんわってスタンスなんだろうね。組合会館を建て替える予算は組まないのに、組合100年史なんてものを発行する予算は組んでるんだよ。アホだね。

 

 経済が右肩上がりの時は、誰がやっても、何をやってもたいていはうまくいく。けど、それって普遍的な技術論ってわけじゃなく、時代が良かったからっていう偶然の産物でもあるんだよね。ところが、そういう成功体験のある人間ほど、これまでの方法に固執しがち。問題を先送りして、今をやり過ごすって手法はこれからはドンドン通用しなくなると思うんだけどね~。