ロビン日記

古本屋ロビンの日々を綴っています。

今日の日経平均 ’23 06/09

日経平均230609

Yahoo!ファイナンスより

 

 大きく反発。32,000円台に復帰しているし、まだまだ日本株強し! って状態は続いているみたい。

 

 何でこんなに日本株が買われるのかって気になるところだけど、色々と調べてみたらこういった要因が挙げられていた。

 

1・各企業の好決算が相次いでいる

2・円安で海外投資家にとって割安感がある

3・インフレ率を考えれば、日本人投資家にとってもこれくらいの上昇は当然

4・東証による低PBR企業への弾圧

5・日銀の動向

6・著名投資家の動向

7・最後の投資先「日本」

 

 どれか一つの要因によるものってわけじゃなく、こういった事情が積み重なって複合的な理由で価格上昇につながってるんだろうね。それぞれ簡単に概略を説明するね。

 

 1は当たり前。これが株価上昇の基本だよね。好決算、過去最高益……こんなニュースが最近飛び交っていた。しかも増配やら株式分割やら何かと注目されるニュースも多かった。ってことで株価上昇ってのは、まぁ自然な流れ。これはいい。

 

 次に2と3。為替レートがまたもや円安に動いて、海外の投資家にとっては日本株がお買い得に見える……これもまぁ納得がいく。じゃあ日本人にとっては関係ないやん! って思いきや、近頃の物価高で、株価もある程度上昇していても

 

 まぁ~、こんなものかな~?

 

 って許容してしまい、割高になった株に個人が手を出しているってもの。要するに

 

 今の日本株はバブル

 

 って見解。けど、皆が買い続けるうちはバブルははじけないので、それはそれで適正な相場と言えなくもない。

 

 私個人的の見解としても、今の株価はバブル的な感じはするんだけど、食料品や光熱費の値上がり幅に比べたらまだまだ上値余地はあるんじゃね? って気もする。だからバブル崩壊を警戒する必要はあると思うだけど、投資を控えるってのはそれはそれでチャンスロスになるので、あまり得策じゃないかな~とは思ってるよ。

 

 次に4。このブログでたびたび指摘した東証の低PBR企業への不当(?)な弾圧。これを恐れて、各企業は株価を上げるために自社株買いや増配など株主還元に力を入れた。その結果の株高ってこと。

 

 もちろん株主としては株価高騰の恩恵を受けることができるので嬉しい側面はあるけど、でもやっぱそういう株価上昇って正道じゃない気がする。しっかりビジネスで利益を上げ、社会的評価が高まって株価が上がる……こっちが正道。株主還元策による株価上昇は一時的な効果しかないから、本業で業績を上げないことにはいずれ株価は下がるってのが私の見解だね。わからんけど (^-^;

 

 5の日銀の動向も、実は不確かな要素。新総裁に代わっても、当面は金融緩和が継続されそうだって憶測から日本株が買われたって説明。

 

 けど、さすがにいつまでも金利を上げないわけにいかないだろ! って意見も聞かれるし、どうやら日本も本格的にインフレ社会に突入したようなので、じゃあ利上げに方向転換するんじゃね? ってのは、自然な予想だと思うんだけどね。だから、この理由で株を買ってる人は、ちょっと読みが甘いんじゃないかとも思うし、日銀の政策次第で簡単に株を手放すだろうから、価格の下支えとしては弱い気がするんだわ。

 

 6は、もちろん世界最高峰の投資家ウォーレン・バフェット氏が

 

 日本株買うぜ~! Yeah~!!

 

 って言ったってことで注目されたわけ。コロナ禍でも日本の商社株を買い集めて話題になっていたよね。

 

 もちろんバフェット氏だからといって完全に株価を予想できるわけじゃないだろうけど、それでも氏の資産額をもってすれば、日本の市場をある程度操作することは可能なはず。それに加え、こうやって注目される中での発言なので、現状、日本株の売りに賭けるより、買いに賭けた方が分がいいよねって多くの投資家は思うと思う。

 

 正直、日銀総裁の発言より、バフェット氏の発言の方が株価にインパクトあるんじゃね? って気がしてるよ。個人的には、バフェット氏が日本株買うぜ! って言ってる中で、日銀総裁が利上げするぜ! って言ったとき、どっちの影響力の方が強いかっていうある種のほこ×たて対決が見てみたい気がするけど……まぁホントにそんなことになったら投資判断に悩むなぁ~www

 

 そして、最後の7。これは消極的な理由付けかな? アメリカ株も景気後退が噂される。他の先進国も既に十分株価は上昇した。中国は台湾有事などのリスクが残る……ってことで、残された市場が日本しかないってもの。

 

 何とも消極的判断だけど、経済ってのは相対的な関係でパワーバランスが決まったりするから、案外妥当な読みかも知れないね。たとえ日本の経済成長率が0.1%しかなかったとしても、他の国がことごとくマイナス成長だったら、

 

 あれ? 日本、頑張ってるじゃん!

 

 って評価になるわけで、こういう評価の仕方自体は間違ってるとも言えないと思う。

 

 ま、今の日本株の上昇原因。ホントの理由ってのはわからんけど、まぁこんなところのどこかに説明根拠を求めることはできるんじゃないかな?

 

 今週はいい感じだったね。明日も平和な相場でありますように。。。