今日の日経平均　　’23　10/16

　かなり大きく下げた。ほぼ全面安で、私の保有株も下げていた。けど、下げ幅としては私の株はそこまで大きく下げていなかったよ。ENEOSなどが上がっていた影響もあったかな。中東の情勢がきな臭くなり、原油関連銘柄が上がっていたね。

　今日の下げは、中東情勢を不安視した一時的なものか。それともしばらく続く下落トレンドの流れの中のものなのか。私は後者と考えている。イスラエルの戦争はあくまで下落トレンドを決定づけるキッカケじゃないの？　って感じ。

　ただ不思議なのは、中東の情勢を不安に思う気持ちはわかる。けど、下げ過ぎじゃないかな～？　相場格言として、

　遠くの戦争は買い

　って言葉があるよね。多少下がるってのは分かるけど、全面安になるほどの材料かな？　石油関連は上がってるけど、三菱重工など軍事関連も下げてるのよ。ここらへんはよく分からない。だからイスラエルの情勢を受けて大きく下げたってよりも、既に下落トレンドに入っていたところへ今回の戦争が起こったって理解が適切じゃないかな？

　けど、じゃあ中東情勢が今後の日本の株価に全くの影響を与えないかというと、そんなことはないと思うんだわ。私の予想では、来年春頃までは緩やかな下落トレンド。けど、これはここまでに大きく伸びた株価の一時的調整に過ぎないって考えていた。

　でも、紛争が拡大し、アチコチできな臭い動きが出てくるなら話は別。第三次世界大戦へとつながるリスクもあるんだからね。そうなると株価が上がるなんて暢気なシナリオは期待できないと思う。

　特に、イランが参戦した場合。紛争の長期化が予想されるよね。で、来年のアメリカ大統領選挙の結果によっては、アメリカも今以上に何らかの形で介入するってなこともあるかも知れない。その時、ロシアはウクライナ戦争で忙しく中東に関与する余力はないだろうけど、中国はどう動くかな？　アメリカがウクライナや中東にクギ付けになって二方面展開できないと見るや、一気に台湾進攻ってなこともあるかも知れない。そうなりゃ日本も無関係ではいられない。

　ま、核兵器の使用や、第三次世界大戦ってのは、さすがに可能性としては低いと思うけど、でも想定はしておかなきゃいけないリスクだよね。絶対に起こりえないって考えるのは能天気すぎる。

　とはいえ、じゃあどういう対策をとるのかって言っても、個人でできる対策なんてたかが知れている。そもそも、本当に第三次世界大戦が勃発し、核戦争になったら、もはや株価なんてどうでもよくなってると思う。生きるか死ぬかの方が大事だろうしね。

　ってことは、少なくとも核戦争を起因とする暴落に備えてキャッシュポジションを高めておくってのは、あまり意味のない対策と思うんだわ。本当に核戦争に突入したら、全身でその暴落を受け止めりゃいいと思うし、そこそもそういう事態になって証券取引所が営業できているのかも怪しい。。。

　だから、欲しい株が安くなってりゃ買えばいいし、投資信託も今まで通り淡々と積み立ててゆく。それでいいと思うよ。ただ、私自身は、来年春ごろまでは下落トレンドと考えているので、中東の情勢がどうなろうとも、しばらくは積極的な買いはないかな～。

　今日はなかなか厳しい相場だったみたいだけど、明日はどうだろうね？　なるべく平和な相場であってほしいと思うし、相場だけでなくリアルな外交関係でも、なるべく平和であってくれとは思うよね。